透析看護師に向いてる人・向いてない人【10年働いて感じたこと】

透析看護師

透析看護師に興味はあるけど、
「自分に向いているのか不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。

透析は病棟とは働き方が大きく異なるため、向き不向きがはっきり分かれる分野です。
合わないまま転職してしまうと、「思っていたのと違った」と後悔することもあります。

この記事では、病棟経験後に透析クリニックで約10年働いている看護師の立場から、
透析看護師に向いている人・向いていない人の特徴をリアルに解説します。

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向いている人

① ルーティン業務が苦じゃない人(精神的にかなり楽)

透析看護師の仕事は、ある程度決まった流れで進みます。
毎回の業務内容が大きく変わることは少なく、同じ手順を繰り返す場面も多いです。

病棟では、常に複数の業務が同時に進み、ナースコールや急な対応も重なってバタバタすることが多くありました。
一方で透析クリニックでは、ある程度決まった流れで業務が進むため、最初は「こんなに落ち着いているんだ」と驚いたのを覚えています。

多重課題に追われる場面が少なくなり、

精神的にはかなり楽に感じるようになりました。


ただし、ルーティン業務が中心になるため、人によっては単調に感じることもあると思います。

② 急変対応より落ち着いた環境で働きたい人

病棟では急変や緊急対応に追われることも多いですが、
透析ではスケジュールに沿って業務が進むため、比較的落ち着いて働ける場面が多いです。

病棟では急変対応に追われることも多くありましたが、透析では実際に10年ほど働いてきて、緊急対応が必要な急変は数回程度でした。
もちろん、透析中は血圧低下などのトラブルは比較的頻繁に起こりますが、あらかじめ想定されているケースが多く、落ち着いて対応できる場面がほとんどです。

常に急変に備えて緊張し続けるというよりは、

状況を見ながら対応できる環境だと感じています。

ただし、「急変が少ない=楽」というわけではなく、透析中は細かい変化を見逃さない観察力が求められるため、別の意味での集中力は必要です。

③ 同じ患者さんと長く関わりたい人(信頼関係が築ける)

透析は同じ患者さんが長く通院されるため、関係性を築きやすいのが特徴です。
実際に働いていても、年数を重ねるほど顔や名前を覚えてもらい、少しずつ信頼関係ができていくと感じています。

一方で、はじめのうちは患者さんも不安を感じていることが多く、特に穿刺の場面では緊張感があるのも事実です。
さらに、関係性が近い分、トラブルがあった場合に関わりが続いてしまう難しさもあります。
病棟のように「その日だけの関わり」ではないため、一度関係がこじれると対応に悩む場面もあります。

ただ、コミュニケーションの取り方を工夫しながら関わり続けることで、徐々に信頼して任せてもらえるようになることも多く、長く関わるからこそのやりがいも感じられる仕事です。

人とじっくり関わるのが好きな方にはやりがいがありますが、関係性の近さにストレスを感じやすい方には負担になる可能性もあります。

④ 夜勤を減らして働きたい人

透析クリニックは日勤中心の勤務が多く、生活リズムを整えやすいのも特徴です。
実際に働いていても、残業はほとんどなく、勤務時間が安定しているため、仕事とプライベートの両立がしやすいと感じています。

また、多くの施設では日曜日が休みとなっており、予定を立てやすい点も働きやすさの一つです。
一方で、施設によっては夜間透析を行っている場合もあり、その場合は遅番勤務があることもあります。

さらに、透析は継続的な治療が必要なため、お正月やお盆なども通常通り稼働していることが多く、長期連休が取りにくい点はデメリットに感じる方もいるかもしれません。
ただし、施設によっては別で夏季休暇などが用意されていることもあり、まとまった休みを取れるケースもあります。

このように、生活リズムは整えやすい一方で、働く施設やシフトによっては負担に感じる部分もあるため、自分に合った働き方ができるかを事前に確認することが大切です。
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向いていない人

① 毎日変化のある環境で働きたい人

急性期のように変化の大きい看護をしたい方や、幅広い経験を積みたいと考えている新人看護師の方には、透析の働き方は物足りなく感じる可能性があります。

透析は業務の流れがある程度決まっており、ルーティン業務が中心となるため、日々大きな変化やスピード感のある環境を求める方には合わないと感じることもあります。

一方で、透析ならではの専門的な知識や観察力は身につくため、どのような経験を重視したいかによって向き不向きが分かれる分野だと思います。

透析患者さんはさまざまな合併症を抱えていることが多く、日々の関わりの中で幅広い疾患について学ぶ機会があります。
また、フットケアや処置を行う場面も多く、観察力やケアのスキルを身につけることができました。

急性期のようなスピード感のある経験とは異なりますが、

透析ならではの専門性を深めていける分野だと思います。

② 穿刺に強いプレッシャーを感じる人

透析で行う穿刺は、一般的な静脈採血の針と比べて太く長いため、最初はとても難しく感じました。
実際に私も、慣れるまでは「うまく刺せるか」というプレッシャーが大きく、不安を感じることが多かったです。

また、穿刺に失敗すると内出血が起こりやすく、患者さんへの負担も大きいため、怖さを感じる場面もありました。

ただ、経験を重ねる中で少しずつ感覚がつかめるようになり、難しい血管にも対応できるようになってくると、自分の成長を実感できて嬉しさを感じるようになりました。
穿刺に強い不安がある方にとっては大きなハードルになりますが、練習や経験を重ねることで克服していくことも可能だと思います。

③ スピード感のある現場が好きな人

病棟のような多重課題やスピード感のある環境にやりがいを感じる人は、透析の働き方に物足りなさを感じることもあります。

ただし、透析でも全く忙しくないわけではなく、午前中の穿刺が始まる時間帯や、午前透析と午後透析の入れ替えの時間帯は、業務が重なりバタバタする場面もあります。

とはいえ、病棟のように常に複数の業務に追われ続けるというよりは、忙しい時間帯と落ち着く時間帯がはっきりしている働き方です。
そのため、メリハリのある働き方を好む方には向いていると感じます。

まとめ

透析看護師は、ルーティン業務が中心で比較的落ち着いて働ける一方で、穿刺や観察など集中力が求められる場面も多くあります。

また、同じ患者さんと長く関わるため、やりがいを感じやすい反面、人間関係の難しさを感じることもあります。

このように、透析は向いている人にとっては働きやすい環境ですが、合わないと感じる方もはっきり分かれる分野です。

そのため、自分に合った働き方ができるかどうかを事前に確認することがとても重要です。
透析クリニックは施設によって忙しさや人間関係、給与条件が大きく異なるため、転職前に複数の求人を比較しておくことをおすすめします。
私自身も転職時にいくつかの求人を比較しましたが、透析は施設によって働き方が大きく異なると感じました。
条件や雰囲気を事前に確認しておくだけでも、ミスマッチはかなり防げると思います。

透析看護師の働き方については、こちらの記事でも詳しく紹介しています↓

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